価値観4つの枠組み 2009-01-24 UP

 


 人間関係では、価値観が違うことがあります。

 これがあまりにも違いすぎると、関係性の目的によっては、うまくやっていけなくなります。

 この価値観、国内だけでも地域によって違いますし、海外に行くともっと多様になります。

 日常生活でも、カウンセリングの仕事の中でもあるのが、価値観でも、お互い歩み寄ることが出来る違いと、歩み寄れない違いがあります。

 この違いは何か?

 国内の違う地域の方とのセッションや、法律事務所時代の視点、そして、海外で少しの間現地の人に混じって生活したり、在留邦人の友人やクライアントと関わっていると、見えてくるものがあります。

 それは、価値観を司る、大きな枠組みの優先順位の違いです。

 大きな枠組みには、今のところ私の中では4つあります。

1 法律など規範の枠組みに基づく価値観

2 道徳や倫理観など、文化の枠組みに基づく価値観

3 信仰やスピリチュアリティなど、古来から続く精神性の枠組みに基づく価値観

4 個人的な経験に深く根ざした内的な観念体験に基づく価値観
 
 同じ枠組みの中でも様々な価値観があります。

 同じ枠組みの中での価値観は、違っていても同じカテゴリーの中という感覚があるので、違いはうまく機能すれば、お互いそれが刺激になり、成長への糧になったりします。

 しかし、枠組みが違うと、よく使われる表現は「世界が違う」ということになり、水と油みたいになりかねません。

 歩み寄ることが出来ない価値観の違いは、双方が自分の価値観に固執して、相手の価値観の枠組みを認めなかったり、相手の価値観の枠組みが何か理解できない時に起こります。

 価値観の枠組みが違うことを認められずに、歩みよれないのは悲しいです。

 特に、お互い好意をもっていたり、愛し合っていたり、愛情を持っているとなおさらです。悲劇になることもあります。

 枠組みの違いで対立するときは、どうしても違いの主張は、相手の人間性やアイデンティティを否定するような発言や表現になりがちだからです。

 特に、3の精神性の枠組みと、4の個人的体験に根ざす枠組みは、1と2に比して、目に見えない主観的、内的世界観なので、この枠組みと、1と2の対立は、お互いを傷つける可能性が高い対立になります。

 価値観が違うと感じたら、まずは、価値観が違うという視点は一旦横において、どんな認識で、どんな価値観の枠組みを基準に話しているかを確認すると、誤解も減りますし、同じ枠組みの中で相互理解が進んでいきます。

 何か違うなと思う関係があれば、何かイベントがあったら確認してみると、新しい関係性が生まれてくるかもしれません。

文責 池内秀行

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